ジョンソンコントロールズ、OpenBlue Visitorを発表 — 来訪者管理をスマートで安全なデジタル体験へ

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手作業中心の来訪者受付を、招待から退館まで一貫管理する次世代ソリューション

2025年8月12日、米国ミルウォーキーでジョンソンコントロールズ(Johnson Controls)が、最新の来訪者管理システム「OpenBlue Visitor」を正式発表しました。これは従来の紙や手入力による受付業務を置き換え、完全デジタル化された安全で直感的な来訪者体験を実現するソリューションです。招待からチェックアウトまでをシームレスに管理し、セキュリティやコンプライアンスを強化しながら、来訪者に快適な印象を与えます。

OpenBlue Visitorは、企業オフィス、医療施設、教育機関など幅広い屋内環境で利用可能。地域ごとの規制やプライバシー基準に合わせたカスタマイズにも対応し、世界中で展開されます。

ジョンソンコントロールズのデジタルSaaSソリューション担当GM、ジュリアス・マーチウィッキ氏は「セキュリティ、コンプライアンス、来訪者体験が交わる場所において、OpenBlue Visitorは優れた体験と安心感を提供する」と述べ、OpenBlueエコシステムとの統合によって安全性・効率性・来訪者満足度を同時に高められると強調しました。

主な機能は以下の通りです。

  • 高度なセキュリティとコンプライアンス:監視リストやアクセス制御と連携し、許可された訪問者だけを入館可能に。健康・安全認証や国際的なデータ保護規制にも準拠。
  • 効率化:事前登録、スペース予約、モバイルチェックイン、入館証発行、通知などを自動化し、ホストの業務時間を大幅削減。
  • 行動データの活用:ダッシュボードで来訪者の流れを分析し、緊急時の対応やコンプライアンス管理を支援。
  • パーソナライズ:PCやデジタルキオスクに対応し、ブランドや言語を自由に設定可能。

OpenBlue Visitorは、来訪者管理だけでなく気候制御、駐車場管理、AI分析、インタラクティブ体験など他機能と組み合わせられるのも特徴。これにより、持続可能性・運営効率・空間最適化・利用者体験向上といったスマートビルディングの成果を包括的に実現します。

今後の展開としては、企業や公共施設での導入が進めば、来訪者の待ち時間や手続き負担が大幅に減少し、セキュリティリスクも低減する見込みです。さらにAIやIoTとの連携によって、施設全体のオペレーションや防災対応がより高度化する可能性があります。


重要キーワード3つの解説

  • OpenBlue Visitor
    ジョンソンコントロールズが提供する来訪者管理のデジタル化ソリューション。安全性・効率性・快適性を同時に向上。
  • OpenBlueエコシステム
    ビルの空調、照明、防犯、分析ツールなどを統合管理する同社のスマートビルディングプラットフォーム。
  • コンプライアンス対応
    国や地域ごとのデータ保護法や安全基準を満たすこと。OpenBlue Visitorはグローバル規格に準拠。

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