冷媒– category –
-
中国の自動車メーカーが自然冷媒を採用:EV用エアコンがCO₂とR290に進化中
環境規制に備え、ドンフェンや長安汽車などが「脱フロン」へ本格始動——EVの快適性と効率を両立する新技術が続々登場 中国では、2029年7月からGWP(地球温暖化係数)150超の冷媒を新車に使うことが禁止される予定です。これに先駆けて、現地の自動車メーカ... -
AHRI(空調・暖房・冷凍協会)低GWP冷媒の業界横断評価プログラム始動
低GWP冷媒でHVACR業界の未来を切り拓く 米国バージニア州アーリントンに本部を置く空調・暖房・冷凍協会(AHRI)は、地球温暖化係数(GWP)が300未満の新しい冷媒を評価する「低GWP代替冷媒評価プログラム(Lower-GWP AREP)」を発表しました。 これは、エ... -
アメリカの家庭でTFAを検出:冷媒ガスの副産物が体内にまで入り込む
2023年、アメリカ・インディアナ州の家庭を対象にした研究で、冷媒ガスの副産物であるTFA(トリフルオロ酢酸)が、室内のほこり、水道水、血液、さらには尿からも検出されました。研究を行ったのはエモリー大学(アメリカ)と南方科技大学(中国)の研究者... -
便利な冷房の代償として広がる有害物質。TFAの環境と健康への影響が明らかに
最近、TFA(トリフルオロ酢酸)という化学物質が世界中の水や空気、食べ物に広がりつつあることが、多くの研究から明らかになっています。このTFAの最大の発生源のひとつが、車のエアコンなどで使われるHFO-1234yfという冷媒ガスです。 HFOは、温暖化対策... -
環境に優しい冷媒選び:未来のヒートポンプ技術 Daikinの取り組み
冷媒は性能や環境負荷によりHFC、HFO、自然冷媒、混合冷媒に分類される。 欧州の規制により、低GWP冷媒への移行が進み、Daikinはその先頭に立つ。 R-1234zeやR-32を用いた新型ヒートポンプが持つ性能と可能性を紹介。 脱炭素社会に向けた冷媒技術の進化とD... -
Enex Technologies、革新的なR290間接冷却システムを発表 ~最大1MW対応の持続可能な冷凍ソリューション~
Enex Technologiesが、自然冷媒R290とCO2を使用したオールインワン間接冷却システムを発表。 高温給湯(最大77°C)や同時加熱・冷却を実現し、食品加工や保管に理想的なソリューションを提供。 HFC/HFO代替として、設置の柔軟性、エネルギー効率、環境性能... -
米国EPA、FガスとTFAをPFAS定義から除外 一方カナダと複数州は包括規制を模索
米国環境保護庁(EPA)はFガスとTFAをPFASの定義から除外し、化学物質ごとに規制を判断。 カナダと米国の一部州(カリフォルニア、メイン州など)はOECD定義を採用し、PFASを包括的に規制。 今後、米国内での規制のばらつきが広がり、国際調和が課題となる... -
カリフォルニア州、PFAS規制強化へ HFO-1234yfにも影響か
カリフォルニア州のSB 682法案は、2035年からPFASを含む製品の販売・流通を段階的に禁止。 化学業界から激しい反対がある中、自然冷媒支持の声も高まりつつある。 法案成立でHFOなど多くの冷媒が規制対象となり、全米の規制動向に影響を与える可能性。 「... -
パナソニック、新冷却ソリューション「iCORE」と「iCOOL」発表 ~欧州市場に向けた持続可能な冷却技術~
パナソニックが欧州向けに業務用冷凍機ライン「iCORE」と「iCOOL」を発表。 自然冷媒CO2と低GWP冷媒A2Lに対応し、環境規制とエネルギー効率の両立を実現。 新設のポーランド工場とR&D体制で短納期・高品質を確保し、欧州市場でのリーダーを目指す。 冷... -
ZFのR290熱管理システム、EVの航続距離を最大30%向上
ドイツZF社がR290(プロパン)を使った新型熱管理システム「TherMaS」を開発 従来のR1234yfシステムと比較して、EVの航続距離が最大30%向上 ドライブトレインからの廃熱を有効活用し、寒冷地でも性能を発揮 米国EPAの承認待ちで、市場投入は2030年以前を見...