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EU PFAS冷媒規制、EVは6.5年・内燃機は13.5年の猶予──EU新提案のポイント
欧州で進むPFAS(パーフルオロ・ポリフルオロアルキル化合物)規制の見直しにより、自動車の空調システムで使われるPFAS系冷媒の扱いに猶予期間が設けられました。EV(電動車)のモバイル空調(MAC)やヒートポンプについては、規制施行日(EiF)から18か... -
Hanon Systems、R744(CO2)冷媒を使った電動コンプレッサー生産100万台を突破
CO2冷媒でEV市場の環境対応と性能向上を実現 韓国の自動車用熱マネジメント大手Hanon Systemsは、R744(CO2)冷媒を使用した電動コンプレッサーの累計生産台数が100万台を突破したと発表しました。2024年1月に50万台を達成してからわずか1年半で倍増してお... -
EVの冬場の航続距離を延ばすZFの「TherMaS」とプロパン冷媒
小型・高効率の熱マネジメントシステムがEV普及に新たな可能性 EVの普及を妨げてきた大きな課題の一つは、冬場に航続距離が大きく落ちることです。バッテリーの冷え込みや車内暖房による消費電力の増加が原因ですが、ZFはこの問題に正面から取り組みました... -
EVの冬の弱点を克服する?MAHLEが発表した新しいヒートポンプ技術
現在の冷媒(R1234yf)からプロパン冷媒(R290)へのスムーズな切り替え可能 電気自動車(EV)の最大の課題のひとつは、寒い季節になると航続距離が大きく落ちてしまうことです。ガソリン車やディーゼル車にはエンジンがあり、その廃熱を利用して車内を暖め... -
「車のエアコン冷媒が生む見えない毒 ― TFAを広げるHFO-1234yfの真実」
温暖化対策の“次世代冷媒”が、実は環境中に新たなリスクをもたらしている 2012年、ヨーロッパでは自動車のエアコン用にHFO-1234yf(2,3,3,3-テトラフルオロプロペン)という冷媒が導入されました。それまで広く使われていたHFC-134aに代わる存在として期待... -
リチウムイオン電池の安全性を一歩前進へ(Thermal Runaway検知)――Honeywellの「BES LITE」センサーが受賞
Honeywellが開発した「BES LITE(Battery Safety Electrolyte Detector)」センサーが、QuestexのSensors ConvergeおよびFierce Electronics主催の「Best of Sensors」賞を受賞しました。受賞部門は「Best Power & Sustainability Solution」で、持続... -
エアコン冷媒が血液に? 拡散するTFAの驚くべき実態 (HFO-1234yf)
車のエアコンから始まる環境汚染、その影響は私たちの飲み水や食卓にまで及ぶ 私たちが普段あまり意識しない車のエアコン。その中で使われている冷媒の一つにHFO-1234yfがあります。ところが、この物質が大気中に漏れ出すと、すぐに分解されてトリフルオロ... -
アメリカ合衆国における車内空気質規制と業界の対応
規制の不在と自主基準による米国の車内空気質改善の動き アメリカ合衆国では、車内空気質に関する連邦レベルでの明確な規制は存在しません。これに対して、自動車メーカーは主に自主基準に基づき車内の空気質を管理しています。米国の自動車規制は主に安全... -
中国、車内空気質規制で世界をリード, 健康と品質を守るための厳格なルールとは?
新車から漂う“あのニオイ”をなくすために──強制化された中国のVOC規制と業界の大改革 新車に乗ったときに感じる独特のニオイ。実はこの“新車臭”、人体に有害な化学物質が原因であることが知られています。こうした問題にいち早く本格的に取り組んできたの... -
中国、車載エアコンの冷媒にGWP150以下を義務化——2029年7月から全面施行へ
環境保護と技術革新を両立へ。自然冷媒R290・CO₂が電気自動車の新たな主役に 2025年4月、中国政府の5つの中央省庁が連名で発表した「2025〜2030年 国家モントリオール議定書実施計画」により、2029年7月1日からすべての新型乗用車(M1カテゴリ)の車載用エ...
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