AHRI、2025年9月の米国暖房・空調機器の出荷データを発表

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米国の暖房・冷房・給湯機器メーカーが加盟する団体 AHRI(Air-Conditioning, Heating, and Refrigeration Institute) が、2025年9月の出荷データを発表しました

ガス暖房機は9月の出荷が7.2%減だったものの、年間では8%増となっています。単月の落ち込みはあっても、市場全体では回復基調といえます。油暖房機については、9月単月で18.8%の増加、年間でも11.5%増と堅調でした。

しかし、最も目立ったのは空調関連の落ち込みです。セントラル空調機とエアソースヒートポンプ(ASHP)の合計出荷が41.5%減と、前年同月を大きく下回りました。内訳を見ても、空調機は約半分の水準に落ち込み、ヒートポンプも30%以上減少しています。年間累計でも14.3%減となり、特に空調機単体では20.2%減という大きなマイナスです。

この背景には、住宅市場の調整や金利の高止まり、天候の影響、さらには省エネ機器への買い替えタイミングがずれ込んだ可能性など、複数の要因が考えられます。逆に、ヒートポンプは減少幅が比較的小さく、依然として電化・省エネの流れの中で重要な選択肢であることが伺えます

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