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Trane、新世代ヒートポンプ「LEAF」を発表──自然冷媒R-290(プロパン)採用で欧州市場に本格投入

2024年2月9日、Traneは欧州市場向けに次世代エコヒートポンプ「LEAF」を発表しました。LEAFは、地球温暖化係数(GWP)が極めて低い自然冷媒プロパン(R-290)を採用し、住宅および小規模商業施設に向けた冷暖房・給湯の3-in-1ソリューションとして設計されています。


■ 「LEAF」の主な特長

  • 冷房・暖房・給湯を一体化
  • 使用冷媒:R-290(プロパン)
    • オゾン破壊係数(ODP)=ゼロ
    • GWP ≈ 3(非常に低い)
  • 優れた熱力学性能によりエネルギー効率を最大化
  • 直接排出(冷媒漏れ)・間接排出(電力消費)双方のGHGを大幅削減

■ 環境性能と市場背景

プロパン(R-290)は、フロン規制強化・PFAS懸念が高まる欧州市場において注目される**“次世代の冷媒”**です。
TraneはこのLEAFによって、次のような市場課題に対応:

  • Fガス規制(EU F-Gas Regulation 2024)への準拠
  • PFAS非含有冷媒への移行ニーズ
  • ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)対応の設備需要

■ Traneのコメント(発表資料より)

「**LEAFはTraneの持続可能性へのコミットメントを象徴する製品です。**自然冷媒の活用を通じて、環境負荷を抑えつつ高性能な快適空間を提供します。」

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