Danfoss(ダンフォス)は、新たなクラウドソリューション「TurbocorCloud®」を発表しました。これは、DanfossのTurbocor®圧縮機に対応し、インターネット接続があればどこからでも詳細なデータにアクセスできる、スマートで接続された遠隔管理システムです。
このプラットフォームを使えば、圧縮機の稼働データや異常履歴をリアルタイムおよび過去データで確認でき、定期点検のタイミングや故障の予兆も把握可能。現場へ行かずにメンテナンス準備が整うため、無駄な訪問が減り、効率もアップします。
例えば、圧縮機の電源が切れていてもログが確認できる機能や、24時間365日のデータ監視、4G LTEやイーサネット接続など、柔軟な対応が魅力です。建物管理システム(BMS)との連携も可能で、グローバルに展開されています。
Danfossの幹部は、「データセンターや病院など、止まってはいけない場所で、TurbocorCloud®が安心と高効率を提供する」と述べており、今後さらに導入が進む見込みです。
重要キーワード3つの解説
- TurbocorCloud®:Danfossが開発したクラウド型監視ソリューションで、圧縮機の遠隔管理が可能。
- リアルタイム監視:圧縮機の状態を即時に把握でき、予防保守や異常対応を迅速に行える機能。
- 建物管理システム(BMS):ビルの空調や電力などを一元管理するシステムで、TurbocorCloud®と連携可能。
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