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Carrier、家庭用蓄電池搭載HVACの実証開始
快適性と省エネに加え、分散型エネルギー資源としてピークシフトや再エネ統合に貢献 2025年9月17日、Carrier Global Corporationは米国で家庭向け蓄電池搭載型HVACシステムの実証試験を始めました。高効率の可変速ヒートポンプと家庭用バッテリーを組み合... -
Percheron Capital、Enerviseを基盤にSolidaireを設立:全米HVACサービスの拡大を推進
製品メーカーとは異なる「サービス統合型プラットフォーム」として、商業用空調・エネルギー分野に新勢力 米国の投資会社 Percheron Capital は、オハイオ州シンシナティを拠点とする商業用空調サービス企業 Enervise を買収し、新たな全国規模のサービス... -
米Hussmann、環境対応で注目!2025年「Hot New Products」賞を2製品で受賞
小売業界の省エネと売場効率を変える新技術 アメリカの冷凍・冷蔵機器メーカーHussmannが、業界誌CStore Decisionsの「Hot New Products」賞を2部門で受賞しました。対象となったのは、S-Series merchandiserとCO2 Outdoor Condensing Unit(OCU)の2製品... -
米Hudson, 冷媒を「コスト」から「収益」へ変える、全米初のユーティリティ主導プログラム
エアコンや冷蔵庫に欠かせない冷媒は、快適な生活を支える一方で、大気に漏れると二酸化炭素の数千倍もの温室効果を持つ危険な物質です。これまでも冷媒の適切な処理は求められてきましたが、現場の業者にとっては回収容器や処理費用が負担となり、時にコ... -
米Lennox、米エネルギー省のHVAC技術チャレンジで検証成功
寒冷地向けヒートポンプが商用ビル市場の省エネ革新をリード アメリカの空調メーカーLennoxは、2025年9月5日、米国エネルギー省(DOE)が進める「Commercial Building HVAC Technology Challenge」で、初めてラボ検証に成功した企業になったと発表しました... -
米国で広がる冷媒規制の混乱:PFASの定義を巡るEPAと州のズレ
PFAS法、冷媒はPFASか、それとも例外か。州ごとの判断がHVAC業界の未来を左右する。 冷媒規制の背景を理解するためには、まずPFAS(パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)とは何かを押さえる必要があります。PFASは「永遠の化学物... -
Thermo King、電動バス向けヒートポンプを発表
寒冷地でも快適な走行を実現し、電動バスの航続距離と環境性能を大幅に向上 2025年9月3日、Thermo King(親会社:Trane Technologies)は、同社の電動バス向け製品ライン「TE Series」に新たにヒートポンプを追加したと発表しました。今回の「TE Series He... -
EPAがHVACの冷媒規制に“待った”!? R-410A設置期限、延長の可能性浮上
2026年以降も旧冷媒システムが生き残る?揺れる米国HVAC政策と業界の反発 アメリカの冷媒転換をめぐり、大きな波紋を呼ぶ発言がありました。EPA長官Lee Zeldin氏は2025年8月下旬、演説の中で「現行の移行は拙速で混乱を招いている」と述べ、2026年1月1日以... -
アメリカHVAC市場の大転換:2025年冷媒規制と価格高騰の現実
環境規制が進めるR-410A廃止とA2L冷媒普及、その影響と今後の展望 アメリカでは2025年1月1日から、冷媒の規制強化が本格的に始まりました。これまで広く普及していた冷媒「R-410A」は、地球温暖化係数(GWP)が2,000を超えるため、環境負荷が大きいとされ... -
米EPA冷媒規制をめぐる攻防 バイデン政権とトランプ政権での違い
環境保護か、生活コスト削減か――冷媒市場を揺るがすアメリカEPAの方針転換 2025年8月21日、米国環境保護庁(EPA)のリー・ゼルディン長官は、副大統領J.D.ヴァンス氏とともにジョージア州ピーチツリーシティにあるAlta Refrigerationを訪問しました。そこ...