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2025年~2028年、ASHRAEのグローバル戦略とその社会的インパクト
ASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)は、「人類に貢献する」ことを使命に掲げ、2025年から2028年にかけての戦略計画を発表しました。主な目的は、室内環境の質(IEQ)の向上と気候変動への対応を実現することであり、そのために標準の開発、利害関係者との連携... -
ダイキン、最大90℃の高温出湯を可能にするVZシリーズ新モデルを発表
新冷媒R-1234zeを採用し、最大90℃の高温出湯が可能に 産業プロセスや地域暖房など高温ニーズに対応 高効率、省スペース、信頼性の高い機能を兼備 ダイキン、環境負荷を抑えた産業用加熱の脱炭素化を推進 2025年5月、イタリア・チェッキーナにて、ダイキン... -
欧州各国の住宅ストックとヒートポンプ市場の現状と展望
ヨーロッパ各国の住宅事情を見てみると、イギリスには約2,870万戸の住宅があり、ドイツ(最多)、フランス、イタリア、スペインに次ぐ上位の規模となっています。一方で、東欧や北欧の多くの国々では住宅数が1,000万戸未満と比較的少なく、国による住宅ス... -
2025年4月の米国暖房・冷房機器出荷データ発表
米国冷暖房機器業界団体「AHRI(空調・暖房・冷蔵協会)」が2025年4月の機器出荷統計を発表しました。 米国の空調・暖房・冷蔵業界団体「AHRI(Air-Conditioning, Heating, and Refrigeration Institute)」は、2025年4月における主要機器の出荷台数を発表... -
環境に優しい冷媒選び:未来のヒートポンプ技術 Daikinの取り組み
冷媒は性能や環境負荷によりHFC、HFO、自然冷媒、混合冷媒に分類される。 欧州の規制により、低GWP冷媒への移行が進み、Daikinはその先頭に立つ。 R-1234zeやR-32を用いた新型ヒートポンプが持つ性能と可能性を紹介。 脱炭素社会に向けた冷媒技術の進化とD... -
LG、欧州の温水ソリューション大手OSOを買収しHVAC事業を強化
LGがノルウェーのOSO社を100%買収し、HVAC(暖房・換気・空調)事業を拡充 欧州のエネルギー政策と需要拡大に対応し、ヒートポンプと温水器の統合製品を展開 両社の技術とネットワークを融合し、グローバル市場での成長を目指す ヒートポンプと温水器の統... -
EUの「グリーンクレーム指令」(Green Claims Directive)案、停滞の背景と今後の見通し Heatpump, HVAC企業に影響
EUが企業の環境主張を規制する「グリーンクレーム指令」案を提案。 HVAC業界などに大きな影響を与えるが、政治的・経済的反発で進展が停滞。 指令案の撤回が検討される中、代替的な消費者保護法が今後の規制を担う見込み。 環境表示の透明化を目指すEUの法... -
EUが新たな国家補助枠組「CISAF」を導入:クリーン産業の推進へ
EUは2025年6月25日、新たな国家補助枠組「CISAF」を導入し、再エネ・脱炭素・クリーン技術支援を強化しました。 この枠組みにより、再生可能エネルギーの迅速導入、電力コスト支援、製造能力強化などが支援対象となります。 枠組みは2030年末まで有効で、... -
EUがヒートポンプ製造支援を強化:新たな国家補助枠組「CISAF」採用
EUは2025年6月25日、「クリーン産業支援枠組(CISAF)」を採択し、ヒートポンプ製造への公的支援を容易にしました。 工業用ヒートポンプが明確に対象技術として記載され、部品製造などにも補助が可能に。 各加盟国は国家支援制度を見直すことで、脱炭素と... -
欧州冷凍空調規格「EN 378」改訂案が公開へ:2025年7月から意見募集開始
欧州冷凍空調規格「EN 378」の改訂案が2025年7月3日より一般意見募集に入ります。 新たな冷媒対応や安全基準の見直しが含まれる重要な改訂内容です。 各国の関係者は自国の標準化団体を通じて意見を提出できます。 冷媒業界に影響大、誰でも参加できる意見...