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EUがヒートポンプ製造支援を強化:新たな国家補助枠組「CISAF」採用
EUは2025年6月25日、「クリーン産業支援枠組(CISAF)」を採択し、ヒートポンプ製造への公的支援を容易にしました。 工業用ヒートポンプが明確に対象技術として記載され、部品製造などにも補助が可能に。 各加盟国は国家支援制度を見直すことで、脱炭素と... -
欧州冷凍空調規格「EN 378」改訂案が公開へ:2025年7月から意見募集開始
欧州冷凍空調規格「EN 378」の改訂案が2025年7月3日より一般意見募集に入ります。 新たな冷媒対応や安全基準の見直しが含まれる重要な改訂内容です。 各国の関係者は自国の標準化団体を通じて意見を提出できます。 冷媒業界に影響大、誰でも参加できる意見... -
オーストラリア冷媒協会、PFASに関する声明草案を発表
オーストラリア冷媒協会が、PFASおよびTFAに関する業界への影響を踏まえた声明草案を公表。 メディアの報道に警鐘を鳴らし、科学的根拠に基づいた冷静な判断を促す内容。 HVAC&R業界に関わるPFAS規制の現状と複雑性についても整理。 PFASと冷媒業界の... -
Enex Technologies、革新的なR290間接冷却システムを発表 ~最大1MW対応の持続可能な冷凍ソリューション~
Enex Technologiesが、自然冷媒R290とCO2を使用したオールインワン間接冷却システムを発表。 高温給湯(最大77°C)や同時加熱・冷却を実現し、食品加工や保管に理想的なソリューションを提供。 HFC/HFO代替として、設置の柔軟性、エネルギー効率、環境性能... -
英国における空気対空ヒートポンプのエネルギー効率と性能評価
COPやSCOP、SEERを用いた定格性能は高いが、実使用では性能が低下する場合がある。 欧州規格EN14825による試験方法には限界があり、代替的な実地測定法も提案されている。 エネルギーラベルや年間消費量の表示が義務化されているが、消費者理解や比較には... -
米国EPA、FガスとTFAをPFAS定義から除外 一方カナダと複数州は包括規制を模索
米国環境保護庁(EPA)はFガスとTFAをPFASの定義から除外し、化学物質ごとに規制を判断。 カナダと米国の一部州(カリフォルニア、メイン州など)はOECD定義を採用し、PFASを包括的に規制。 今後、米国内での規制のばらつきが広がり、国際調和が課題となる... -
ボッシュ、世界最小のPMセンサー「BMV080」発表 ~ウェアラブルで空気質測定が可能に~
Bosch Sensortecが超小型のPMセンサー「BMV080」を発表、従来の450分の1サイズ。 ファンレス設計で高信頼性・低消費電力・静音性を実現。 ウェアラブルやスマート家電に搭載可能で、個人の空気質モニタリングが現実に。 個人の空気環境をリアルタイムに見... -
カリフォルニア州、PFAS規制強化へ HFO-1234yfにも影響か
カリフォルニア州のSB 682法案は、2035年からPFASを含む製品の販売・流通を段階的に禁止。 化学業界から激しい反対がある中、自然冷媒支持の声も高まりつつある。 法案成立でHFOなど多くの冷媒が規制対象となり、全米の規制動向に影響を与える可能性。 「... -
パナソニック、新冷却ソリューション「iCORE」と「iCOOL」発表 ~欧州市場に向けた持続可能な冷却技術~
パナソニックが欧州向けに業務用冷凍機ライン「iCORE」と「iCOOL」を発表。 自然冷媒CO2と低GWP冷媒A2Lに対応し、環境規制とエネルギー効率の両立を実現。 新設のポーランド工場とR&D体制で短納期・高品質を確保し、欧州市場でのリーダーを目指す。 冷... -
冷凍・空調分野の未来へ:IIR、各国に「国家冷凍委員会」設立を呼びかけ
IIRが世界冷凍の日にあわせて、各国政府に国家冷凍委員会の設立を要請 冷凍・ヒートポンプ技術の重要性を人間・動物・気候の観点から強調 委員会は政策、投資、人材育成を統合するための官民連携プラットフォーム 食料安全保障や公衆衛生、気候変動対策を...