ダイキン工業株式会社は、2024年1月の業務開始を予定しているDaikin Airconditioning (Cambodia) Co., Ltd. (Head Office: Phnom Penh, Kingdom of Cambodia) を設立しました。アジアは人口増加に伴い、主に熱帯気候であるため空調の需要が高まっています。中でもカンボジアは、インドシナ半島南部を横断する南部経済に位置し、2024年にはアジアで最も高いGDP成長率6%を見込んでいます。また、平均年齢が20代半ばの若い人口を持ち、2021年には国内外の投資を引き付ける新たな投資法が施行されました。リゾートや自動車関連企業を含む不動産開発が拡大し、今後さらなる経済発展が期待されています。
カンボジアのHVAC(暖房、換気、空調)市場、特に商業用空調市場は、プノンペン地域のショッピングセンター、ホテル、工場への投資増加により現在拡大しています。全体のHVAC市場は今後5年間で年間10%の成長が見込まれ、住宅用の需要も人口増加に伴い増加すると予想されています。
ダイキンは、市場の地域化戦略に基づき、1960年代後半からアジアで事業を拡大しており、各国に販売会社を設立し、生産施設を強化してきました。カンボジアに販売会社を設立し、販売ネットワークとアフターサービス体制を強化するとともに、エアコンの設置やサービスに必要な技術を身につけるためのサービスエンジニアを育成する訓練施設も設置します。ダイキンは、カンボジアのHVAC市場に近接することで、快適な空調環境を促進することを目指しています。
あわせて読みたい
Daikin Global | Press Releases | Daikin Establishes Air Conditioning Sales Company in Cambodia
Daikin Industries, Ltd. has established Daikin Airconditioning (Cambodia) Co., Ltd. (Head Office: Phnom Penh, Kingdom of Cambodia) with operations scheduled to …
その他の記事
-
ダイキンアプライド、データセンター向け冷却技術を強化 ― DDCソリューションズを買収
-
ダイキン、ウクライナの学校にヒートポンプを提供 ー 日本支援で子どもたちに快適な学びの環境を
-
ダイキン、アメリカの冷却技術企業DDCソリューションズを買収~AIデータセンターの冷却分野に本格参入~
-
マンチェスターとダイキン、脱炭素化加速へ5年間の画期的提携
-
ダイキン、最大90℃の高温出湯を可能にするVZシリーズ新モデルを発表
-
環境に優しい冷媒選び:未来のヒートポンプ技術 Daikinの取り組み
-
冷凍・空調分野の未来へ:IIR、各国に「国家冷凍委員会」設立を呼びかけ
-
ダイキン、DX銘柄2025に選定:4度目の受賞で革新を加速
-
HVACシステム市場、2025年以降も力強く成長へ
-
ダイキン、インドネシア初の本格住宅用エアコン工場を稼働開始