世界最小クラスのCO₂センサー誕生――Sensirionが切り開く空気質モニタリングの新時代

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ミニマルサイズで最大の可能性、STCC4が世界市場に登場

スイスのSensirionが、新開発のCO₂センサー「STCC4」を世界市場に投入しました。わずか4×3×1.2mmという超小型サイズで、従来困難だった幅広い製品への組み込みを可能にします。これにより、室内空気質モニタリングの大衆化が一気に進むと期待されています。

背景には、室内の空気質管理の重要性があります。高濃度の二酸化炭素は集中力の低下や健康リスクにつながるとされ、学校やオフィス、住宅、公共空間での空気質改善ニーズは急速に高まっています。これまでCO₂センサーはサイズやコスト、電力消費が課題でしたが、STCC4はその壁を突破しました。

STCC4は、最新の熱伝導技術による直接測定方式を採用し、±(100 ppm + 10%)という精度を実現。さらに平均消費電流は100µA以下と低消費電力のため、バッテリー駆動の小型機器にも適応できます。スマートサーモスタットやエアコン、携帯型空気質モニターなどへの搭載が容易になり、IoT時代の空気質モニタリングを支える基盤となるでしょう。

また、同社の温湿度センサーと組み合わせれば、温度・湿度・CO₂濃度を一体的に監視でき、より精密な空気環境制御が可能になります。開発者向けにはSEK-STCC4評価キットが提供され、ハード・ソフト両面での簡易な検証が可能です。

スイスで設計・製造されたSTCC4は、すでにSensirionの世界的な販売網を通じて提供が始まっており、次世代の室内空気管理ソリューションの中核になると見込まれます。

重要キーワード3つの解説

  • STCC4:Sensirionが開発した超小型CO₂センサー。高精度・低消費電力で、多様な製品への組み込みが可能。
  • 熱伝導方式(Thermal Conductivity Sensing):CO₂の熱伝導率の違いを利用して濃度を測定する技術。小型化と精度の両立を可能にする。
  • 室内空気質(Indoor Air Quality, IAQ):CO₂濃度や温湿度などを総合的に管理する概念。健康、快適性、生産性に直結し、近年重視されている。

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