REPowerEU は、①省エネ、②エネルギー調達先の多様化、③再生エネルギーへの移行の加速を柱に、ロシアからの化⽯燃料からの脱却を早期に達成することを⽬指す。
その中で、ヒートポンプの利用を促進することで、エネルギー効率の向上、化石燃料の使用量の削減、および温室効果ガスの排出量の低減を達成できるとしている。
REPowerEU 計画では、ヒート ポンプの目標を提案している。2022 年 3 月の REPowerEU Communication では、2030 年までに合計 3,000 万台の温水ヒート ポンプを追加設置するという目標も追加された。EHPA は、EUに2026 年までに約 2,000 万台のヒート ポンプ、2030 年までに 6,000 万台のヒートポンプが設置されると試算している。
ヒートポンプ技術のサプライチェーンを強化し、より持続可能なものにするため、欧州委員会は2023年第1四半期に、ヒートポンプの既存の要件を見直すことにより、規制の枠組みを強化し、ライフサイクルの持続性を確保する。