Carrier社、第2四半期2025年決算で好調を報告 ― 売上・利益ともに成長

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強い業績と成長戦略でHVAC業界をリード

米国フロリダ州パームビーチガーデンズに本社を置くキャリア社(Carrier Global Corporation)は、2025年第2四半期の決算で堅調な業績を発表しました。

主要な業績ハイライト

  • 売上高:61億1,300万ドル(前年比+3%)
    • 有機的成長は+6%、買収・売却の影響で-4%、為替は+1%の追い風
  • GAAP営業利益:9億300万ドル(+25%)
  • 調整後営業利益:11億6,600万ドル(+10%)
  • GAAP EPS:0.70ドル(+56%)
  • 調整後EPS:0.92ドル(+26%)
  • フリーキャッシュフロー:5億6,800万ドル

特に、Climate Solutions Americas部門の商業用製品の売上が45%増と大きく伸長し、アフターマーケット売上も13%増加しました。

CEOのデビッド・ギトリン氏は、

「有機的成長と生産性向上により力強い業績を達成しました。通年の見通しを維持し、差別化された製品やアフターマーケット、システムソリューションで成長を加速させます。」
とコメントしています。

今後の展開とインパクト
キャリア社は2025年通年の売上、調整後営業利益率、調整後EPS、フリーキャッシュフローのガイダンスを据え置きました。これにより、HVAC業界でのシェア拡大と新製品開発への投資強化が見込まれ、長期的にはスマート気候ソリューション分野でのリーダーシップをさらに確立する可能性があります。


重要キーワード3つの解説

  1. EPS(Earnings Per Share)
    1株当たりの利益を示す指標。企業の収益性を測るための基本的な尺度。
  2. 有機的成長(Organic Growth)
    買収や売却を除いた、純粋な事業活動による売上成長。企業の実力を測る上で重要な指標。
  3. フリーキャッシュフロー(Free Cash Flow)
    事業活動によって得られた現金から投資や支払いを差し引いた残りの資金。企業の財務健全性を示す指標。

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