Carrier、世界の遠隔監視拠点を「Carrier Customer Command Centers」に改称

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顧客重視の姿勢を明確化し、AI活用で設備の安定稼働を支援

Carrier Global Corporation(CARR)は、これまで「BluEdge Command Centers」として運営していた世界各地の遠隔監視拠点を、Carrier Customer Command Centers」へと改称しました。

この動きの背景には、空調や冷凍設備を中心に事業を展開するCarrierが、IoTやAIを活用した「スマート保守」へと転換を進めていることがあります。設備の故障や停止を未然に防ぐ「予知保全型サービス」が、今やグローバル企業にとって欠かせない仕組みとなっているのです。

Carrierのセンターは24時間体制で24万台以上の設備と3万棟超の建物を監視し、AIで異常を検知。多くのトラブルを遠隔で解決し、顧客の稼働率向上とコスト削減に貢献しています。食品や医薬品などのコールドチェーン分野でも、温度管理の信頼性を支える重要な役割を果たしています。

今回のリブランディングは、顧客との関係をより密接にし、「テクノロジーで快適と安心を届ける企業」としてのブランド強化を目指すものです。

重要キーワードの解説

  • Carrier Global Corporation(CARR):米国の空調・冷凍システム大手。エネルギー効率化やIoT連携に注力。
  • 予知保全(Predictive Maintenance):センサーやAIで機器の異常兆候を検知し、故障前に対応する仕組み。
  • コールドチェーン(Cold Chain):温度管理が必要な食品・医薬品などを低温で運ぶ物流システム。

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