Microblock™技術で設置を簡単に、低GWP冷媒で規制にも対応
2025年9月、米国の冷蔵機器メーカーHussmann(Panasonic傘下)は、新型リーチイン型冷蔵ケース「RLN-A」と「RMN-A」を発表しました。この製品は、冷却装置をすべて上部にまとめた一体型設計が特徴で、従来よりも設置やメンテナンスが格段に容易になります。
注目点は、Hussmann独自のMicroblock™ Technologyです。これは、冷却に必要な部品(コンプレッサーや熱を逃がす装置など)をひとつにまとめ、さらに工場出荷時に冷媒を充填しておく仕組みです。そのため、現場では特別な配管工事が不要で、電源を接続すればすぐに稼働できるという、まさに“プラグアンドプレイ”型の機器となっています。
使用する冷媒はR-290(プロパン)で、従来のフロン類と比べて地球温暖化への影響が非常に小さいことが大きな特徴です。R-290の地球温暖化係数(GWP)はわずか3で、一般的な冷媒の数百〜数千に比べて桁違いに低く、国際的な規制にも適合しています。さらに、自然由来でエネルギー効率も高いため、環境負荷を抑えつつ運用コスト削減にもつながります。
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