世界の産業界と連携し、環境負荷を減らす空調・エネルギーソリューションを推進
米国フロリダ州に本社を置くCarrier Global Corporation(Carrier)は、空調・冷凍分野で世界をリードする企業です。同社はこのたび、持続可能性を競争力の鍵とする企業が集う国際団体「WBCSD(World Business Council for Sustainable Development)」に加盟しました。
この加盟により、Carrierは世界の産業リーダーと共に、環境負荷の少ない技術の開発や、エネルギー需要増加への対応に取り組みます。特に、建物におけるエネルギー利用の最適化や、電力網の強靭化、持続可能な成長に資する技術の普及を目指します。
同社の技術・サステナビリティ部門トップであるHakan Yilmaz氏は、「Carrierは革新を通じて持続可能な社会をつくることを使命としている。WBCSDへの参加は、グローバルな協力を通じて、電力網のレジリエンス(回復力)の向上や環境負荷の削減に貢献する重要な一歩だ」と強調しました。
重要キーワードの解説
- WBCSD:世界持続可能発展ビジネス協議会。持続可能性を経営の軸に据える世界の企業が参加する団体。
- HVAC:Heating, Ventilation, Air Conditioningの略。建物の冷暖房、換気、空気清浄の仕組み。
- Grid Resilience(電力網のレジリエンス):災害や需要変動に強い、安定的な電力供給を維持する力。
- Built Environment:建物や都市など、人が生活・活動する空間を指す。
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