- バイサラが新型DMP1露点・温度プローブを発表
- -70℃まで測定可能で応答速度は従来技術の数百倍
- リチウム電池など高精度乾燥環境での使用に最適
- Indigoシステムとの連携で保守・監視を効率化
- 品質確保、作業安全性、廃棄物削減に貢献
リチウム電池製造に最適化、超高速応答と-70℃の露点測定で品質と安全性を両立
2025年5月28日、フィンランドの計測機器メーカーVaisala(バイサラ)は、新型DMP1露点・温度プローブを発表しました。-70℃までの露点測定と業界最速レベルの応答速度を実現したこの小型プローブは、特にリチウムイオン電池の製造現場など、極めて乾燥した環境が求められるドライルームでの使用に最適です。
DMP1は、湿度管理が製品性能に直結するバッテリー製造において、露点条件を安定して維持することにより、製品品質と作業の安全性を確保します。また、突発的な湿度の上昇にも耐えられる設計で、メンテナンス頻度が少なく長期安定性に優れているのが特長です。
さらに、DMP1はVaisalaのIndigoモジュラー測定エコシステムに対応し、Indigo300送信機やIndigo80ハンディ端末と接続可能。現場での保守作業やシステムへの統合を容易にし、ダウンタイムの最小化と運用効率向上を実現します。
製品マネージャーのユハニ・レフト氏は「従来のドライルーム露点管理は、応答が遅く測定範囲が狭い大型センサーに制約されてきました。DMP1はこれらの課題を克服し、管理者にとって理想的なソリューションです」と述べています。