Hussmann、次世代CO2冷凍ユニット「Protocol CO2」を発表

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2025年6月、米国ミズーリ州ブリッジトンに本社を置くHussmann(ハスマン)社が、「Protocol CO2」という新たな冷凍ユニットを発表しました。これは同社の「Evolve Technologies」ポートフォリオに属する最新製品であり、天然冷媒CO2(R-744)を用いた画期的なモデルです。

1993年にモントリオール議定書に合わせて初代Protocolを発売したHussmannは、長年にわたり低環境負荷型冷凍技術を進化させてきました。「Protocol CO2」は、新開発の中温圧縮機可変速スクロール技術エコノマイザーを組み合わせることで、ガスクーラーの戻り温度を下げ、エネルギー効率の向上を実現しています。

また、設計面でもコンパクトさとサービス性を両立。バックルームなどの屋内設置を想定し、さまざまな容量に対応。CO2用のフラッシュタンクもユニット内に統合されており、保守点検が容易になっています。

環境性能も注目すべきポイントで、冷媒であるR-744(CO2)はGWPが1、ODPが0と、最小限の環境影響を実現。小売店舗の改装プロジェクトにも最適なソリューションです。

キーワード

  • CO2冷媒(R-744):自然由来の冷媒で、地球温暖化係数が非常に低く、従来のフロン類に代わる環境に優しい代替冷媒。
  • エネルギー効率:可変速スクロール圧縮機やエコノマイザーを用いた運転制御により、電力消費を抑えながら効率的に冷却。
  • コンパクト設計:限られたスペースでも設置可能な設計で、メンテナンスのしやすさや店舗への導入のしやすさが特徴。

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