- レノックスとアリストングループが北米向け住宅用給湯器で合弁事業を開始
- 製品は2026年から「レノックス」ブランドで販売
- レノックスの流通網とアリストンの技術力を融合
- 合弁会社「Ariston Lennox Water Heating North America」を設立
- アリストンが出資比率50.1%、レノックスが49.9%を保有
革新的な気候・給湯ソリューションで北米住宅市場に挑む戦略的パートナーシップ
2025年5月27日、HVACR業界における革新的な気候ソリューションのリーダーである米レノックス(NYSE: LII)と、持続可能な給湯・気候快適性で世界をリードするイタリアのアリストングループ(Bloomberg: ARIS IM)は、北米市場向け住宅用給湯器の新製品展開に向けて共同事業を設立することを発表しました。
この戦略的な提携により、レノックスの強力な販売網と顧客基盤、そしてアリストングループの最先端の給湯技術・製造力が融合し、アメリカとカナダの家庭に向けた競争力のある新しい給湯器製品群がレノックスブランドで提供されます。
共同事業は「Ariston Lennox Water Heating North America」と命名され、2026年から本格展開。販売はレノックスの直営店、ディーラー網、流通チャンネルを通じて行われ、アリストンUSAも既存の顧客への販売を継続します。なお、アリストンUSAが出資比率50.1%、レノックスが49.9%を保有し、経営は共同で行われます。
レノックスCEOのアロク・マスカラ氏は、「この提携は住宅分野における製品拡充と成長戦略に合致しており、両社の技術と顧客関係を結集することで、理想的なホームコンフォート環境の実現を目指します」とコメント。
一方、アリストングループのパオロ・メルローニ会長は、「北米は当社の成長戦略における重要市場であり、レノックスとの提携により新たな価値を提供できることを誇りに思います」と述べています。